2019/07/03 17:14






 
お盆やお彼岸には先祖を供養したりお墓参りを
したりします。
昔は先祖のお墓と自分たちの住む家が
すぐ近くにあったため、
お盆の墓参りは盆入りの日に行われ、
「お墓参りの際に迎え火の種火を点火して
白提灯に入れて祖先の霊を連れて帰ってくる」
という風習がありました。 
 
 現在では企業のお盆休みは8月15日を
中心としたお盆の期間を夏期休暇としている
ところが多いのですが、なかなか13日に
お墓参りをするのが難しいという方もおられる
と思います。

お盆期間中に一度はお墓参りができると
いいですね。

お墓参りのしかた(仏教の場合)
準備するものはどういうものがあるでしょうか?

お墓、墓石および周辺を掃除するための道具が
必要になります。
家の掃除と同様にお墓もお掃除しましょう。
墓地や霊園に備え付けられている場合もあります。

軍手 があると便利です。
お墓の周辺の雑草を取る時に使います。
墓地の場所によっては、草刈りガマや、
スコップが必要なこともあります。 

バケツは、墓園に備えつけられていることが
多いです。
雑巾やたわしなどを洗浄する際に用います。 
また、手おけのかわりにもちいることもあります。

雑巾で墓石を拭き清めます。

たわし (スポンジ、歯ブラシ)で墓石についた
コケなどを落とします。
墓石の 材質によってはタワシを使うと表面を
傷つけてしまうこともあり、
スポンジや歯ブラシの方が適していることも
あります。
金属製のタワシはNGです。

ほうきとちりとりでお墓の周辺を掃き清めます。

ゴミ袋にゴミや、引き抜いた雑草を持ち帰ります。
墓地や霊園によってはゴミ捨ての場所が
設けられているところもあります。
ゴミ捨ての場所がない墓地や墓園でお花を
取り替えた場合には、古いお花を持ち帰ること
もあります。 

お参りや供養の際の持ち物です。
白提灯・盆提灯です。
初盆の場合、お墓の前でロウソクに火を灯し、
自宅まで運びます。
お墓が遠くにある場合には提灯を
持って行きません。
また、地域や宗派によってしきたりが異なり、
提灯を用いないところもあります。

手桶で墓石にかける水を入れて運びます。
バケツをかわりに使う墓所もあります。

柄杓 (ひしゃく)で、手桶の水を墓石に
かけるときに用います。
貸し出し用が備え付けられているところ
もあります。

線香を墓前に供えます。
 
ろうそくはお線香の点火に使います。
また、盆提灯に入れて迎え火を持ち帰る時にも
用いることがあります。
 
マッチやライターなどをろうそくの
点火に使います。
 
お花、お水を持って行きます。
お供え菓子も持っていくこともありますが、
昨今では菓子を禁止される
ところも出てきています。
(カラスなどのいたずらがあるため)
そのため、お菓子の形や匂いのする
カメヤマさんの故人の好物シリーズろうそくを
持って行かれることも多いです。

お花の茎を切るハサミや、
お供えを置くための半紙なども
持参すると良いでしょう。 

初盆・新盆などの法事法要に合わせて
お墓参りをする場合には
喪服(礼服や準礼服など)となりますが、
法事法要とは関係なくご先祖に会いに行く
お墓参りには、決まった服装はありません。

但し、他のお墓にもお参りに来られている
遺族の方がいらっしゃいますので、
極端に華美な服装や香りの
強い香水などは避けるのがマナーです。

※宗教・宗派によっても異なりますので、
ご自身の宗教に従って下さい。